鯛玉(錘:おもり)についての考察


鯛ラバは3つの部位から成り立っている。
鯛玉、本体、そして鈎である。

釣三丸スタンダードという漁具は、
ほぼ四年、500回以上の釣行を経て完成した。
現在では、変わることなく同じものを使い続けている。

釣り具から漁具に脱皮した訳だが、
もはや工夫の余地は探すのが難しいほどに縮小した。
漁具も道具だから、改良されることもあるだろうが、
この仕掛けに満足しているので、
当分の間、変更することはないだろう。

3種の部品でもっとも早く終止符を打ったのが錘である。
形状や重さ、色とホログラムシールなど、あっさりと決まった。

釣三丸のテリトリーにおける水深は、
50m前後から70数mという、
理想的な深さのエリアがほとんどで、
その水深では、25号(93.75g)の錘が相応しいと判断した。

錘の重量は、100回の出船を待たずして決まり、
それ以降、まったく変更はない。

着底が速くて分かりやすい。
よって、リトリーブ中のコンタクトがメインになる。
時々フォール中にコンタクトすることもあるが、
フォールでアタるより、
微妙な魚信を受け取りながらのリトリーブでアタる方が
随分と面白い。

錘が重めなので、着底はよく分かるが、
この重量でも着底が不鮮明な条件となることもある。

ホログラムシールは必ず貼っていて、
実釣中に両面が剥がれたら取り換えるようにしている。
鯛玉にはなくてはならないものとなっている。





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