上げの潮での活性化を実釣で確かめた事例の紹介


先日の釣行でのこと。
その日はまるで船が流れず、
ずっと0.0kmのままだった。
少し移動しては速度を確認するも、
ほとんどの所で0.0km。

こんな日は本命のコンタクトはままならない。
チダイが二尾鈎を咥えてくれたのみで、
時間だけが過ぎて行った。
かれこれ三時間は経ったであろうか。

あるポイントで、腹をくくり、
そのまま流し続けることにした。
ぐっとタイラバを咥える反応が三度あったが、
鈎に乗ることはなく、更に一時間が経った。

0.7kmになったのは、
干潮から上げの潮が動き始めた時だった。
そして、わずかずつ速度が増し、
1.1kmになった頃、
待ちに待ったコンタクトがあった。
そして、中型を二尾連続でキャッチすることができた。

鯛ラバは一にも二にも、
潮の動きが大切で、干満潮前後の変化をとらえると、
好釣果につながる。
もし、食い渋りの状態が長く続いていたとしても、
満潮、干潮の潮が動く時間を予想して、
実績のあるポイントを流すようにすれば、
十中八九、本命のコンタクトにつながる。

マダイは、なかなか鈎に乗らないが、
コンタクトタイムを的確にとらえ、
そこに、マダイが居れば、捕食スイッチが入り、
タイラバを追うようになる。

その絶妙な駆け引きが、
鯛ラバという釣りの面白さであると思う。
釣るのは難しいが、
条件が揃えば、むしろ、
他の魚よりも確実にコンタクトがある。



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