マダイが入れ食いする時の共通点


出船10回から15回くらいの間で、
季節を問わず入れ食いに遭遇する日がある。
無味なタイラバにも、
複数のマダイが興味スイッチを入れ、
捕食スイッチも入れてくれる好ましい状態である。

普段は単独行動で、散らばっているマダイたちも、
餌が多く集まっているような場所には、
それを求めて集まることがある。
あるいは、乗っ込み期には、産卵場所周辺に集合している。

したがって、まずは、より多くのマダイが遊泳している場所に、
船を流すことが前提条件となる。

しかも、そこで重要なことは、
潮が適度に動いているということ。
一定の速度で流れていると、入れ食いに遭遇しやすい。
1.1〜2.0kmくらいがいい。

さらに、流れる向きが一定であり、
そのポイントにふさわしい方角ということも、
入れ食いの大きな要因となる。

それらの条件が重なると、
ひと流しごとに、本命がコンタクトする。
警戒心の強いマダイでも、
他のマダイがタイラバをくわえるのを目撃すると、
警戒を緩め、今度はオレも。ということになる。

ニアコンタクトでバラシたりすると、
再び警戒スイッチが入ってしまうが、
良い条件が続いていれば、大丈夫だ。
警戒スイッチは緩み、捕食スイッチがすぐまた入る。

今日現在までに、668回の出船を重ねてきた。
少なくとも、50回くらいは激釣を経験したと思うが、
そのすべてにおいて、
一つのポイントに船がほぼ同じ方角に流れ、
ひと流しごとに本命がコンタクトした。
ほかの状態での入れ食いは思い浮かばないので、
おそらく、この条件でまちがいないと思っている。

長ければ、2〜3時間くらい続く。
まさしく、夢のような、楽しいひとときである。



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