8月9日

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無風だったが、曇っていたので助かった。
昨日と同じエリアに向かった。
無エソ地帯で、鯛玉のロスがほとんど無いからだ。
しかし、フグはいる。

しばらくすると、ヤングゲストに、
ジャストキロ級のマダイが掛かった。
楽しそうにやり取りをし、
本日最初の本命が姿を見せた。



昨日に引き続きの本命に、笑顔がほころんだ。
目の上のブルーシャドーがきれいだった。
手慣れた手つきでリリース。

次に反応があったのは、船長の竿。
キュイーーーン。
キュイーーーン。
と、いい釣果音が流れ、54cmのマダイが上がった。



これもメスだった。
少しはみ出た内臓を丁寧に腹の中へ仕舞って、
無事リリースすることができた。

もう一人のゲストは、この時点で昨日も今日も、
本命ボウズだった。
遠くからきているのに、二日間で、
本命ゼロではかなりさびしい。

何とかアタらないものかと、願っていた。
すると、昼過ぎになって、
キュイーーーーーンが、ついに出た。
青物かも知れないと竿を受け取って、
ヒラマサかマダイかを確かめた。

強い引きだが、それほど走らない。
マダイの大物だろうと、
竿をゲストに返し、自力でやり取りするようにした。
玉網も渡し、自分ですくうように指示した。

そして、ようやく念願の本命が釣り上がったのだ。
体長65cmのりっぱなオスのマダイだった。



これで、全員安打。

三時間の短い実釣だったが、
夫婦ゲストがそれぞれに満足して、
二日間の、いい釣行となった。




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