7月15日

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北東の風3〜4mという予報。
港の釣り仲間はお休みだった。
10日ぶりということもあって、無理やり出港。

うねりはそうでもなかったが、
波で船がよく揺れる。
常連ゲストならおそらく船酔いになるだろう。

こんな日は、船長にとってもつらく、
足を踏ん張りながらの作業になるので、
体幹の筋肉は鍛えられるが、
疲労度は富みに増す。

最初は、0.0kmという船流速度だった。
ちょうど満潮の潮止まりだった。
しばらくして下げの潮が動き始めた。
釣り始めから一時間が過ぎたあたりだっただろうか。

がつ、がつっというアタリがあって、
わずかな糸出しがあり、
キロ級の本命かと期待を込めたが、
準本命だった。ざんねん。

イトヨリダイが三尾アタったが、どれも小型だった。
イトヨリダイのリリースは難しいのだが、
空気抜きのうまい方法を開発して以来、
九割以上の確率で、海中へ消えるようになった。

あーあ、今日はキロ弱で終了かな。
と、やや意気が消沈しがちな気分だった。
久しぶりなんだから、たのみますよ。
と、海の神に懇願していると、・・・。

がつん!
と、いきなりひったくるようなアタリ。
キュイーーーーーン。
キュイーーーーーン。

なかなかいい引きを味わった。
かなりのしぶとさで、一瞬ヒラゴかと思ったが、
中層からは、重量感のみとなった。



見事なまでに美的なメスの良型だった。
ほっとひと安心し、ポーズを決めて、パチリ。
お見合い写真のように美しく撮れた。

空気で膨らんでいたので、どうかなと思ったが、
さすがは、マダイ。
無事、リリースに応じてくれた。
ここは、イトヨリダイとはちがうところである。

その後、気をよくして二時間も粘ったが、
ホウボウと大きめのイトヨリダイが釣り上がったのみで、
二尾目の本命とはいかなかった。





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