予報では雨続きだったが、くもり。 ベタ凪の無風状態で、
昨日のポイントは、ほとんど船は流れなかった。 3時間ほど竿を振ったが、ずっと0.0kmのまま。
あらら。今日も苦戦するだろうなと思っていると、・・・。 キュイーーーン。 えっ、えっ。もう掛かってくれたの?
いきなりの引きにやや緊張感があった。 このところ、ニアコンタクトが多いからだ。 これを逃せば、本命ボウズも在り得る。
心配をよそに、その魚は、鈎から外れることなく、 無事に玉網に収まった。
いい型のオスだった。
体長は57cmの中型である。
本日は、オールリリースデーだったので、 何事もなかったように、海中へ消えて行った。
釣り開始から20分後のことだった。 早々と本命をゲットすると、あとが楽。 プレッシャーなく、のんびりを楽しめる。
海面が静かなので、
あちこちでナブラがよく湧いて、 青物の群れが定期的にベイトを捕らえていた。
幸先は良かったのだが、 その後はさっぱりだった。
どうやら、本命たちは、ベイトしか目に入らないようだ。 幾度か巨大なスクール(魚群)の上を船が通ったが、 タイラバは、まったく無視されていた。
こんな時は、敢えて、スクールを避け、 その周りを探るのがよい。 試してみると、その通りだった。
が、がっ、がつん!
キュイーーーン。 最初のコンタクトがよみがえったようなアタリだった。 ポンピングの必要はなく、 竿の弾力を活用しながら、
魚を上層へと向かわせた。
はじめの本命より1cmサイズダウンな中型だった。 これも黒っぽいオス。 残念だったのは、口から内臓がはみ出していて、
再起不能だったことだ。 丁寧に処理をして、切り身にすることにした。
二尾目をランドオンさせるまでに、 随分と手間取ったが、
本命二尾を得て、満足のうちに竿を納めた。 三時間の釣行だった。
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