お土産釣りの二日目。 無風ベタ凪。濃霧。 霧が立ち込めるのは、この時期特有の現象である。 湖のように海面は穏やかだった。
二十分後に早速本命がコンタクトしてきた。 キュイーーーーーン。 おおっ、なかなかいい引きだ。 始めはポンピングだったが、
後にゴリ巻きで大丈夫だった。
ゲストが、「何cmくらい?」と聞くので、 「60cmくらいかな。」と答えると、
その通りの良型が上がってきた。
オスだったので、お土産用にキープした。
〆て血抜きと神経締め。 と、ここまではいつも通りだが、 そのあと、内臓を取り除いて、クーラーにしまった。
お土産とあらば、一尾一尾丁寧に処理するのが、 釣三丸流である。 内臓の処理もなるだけ早いほうがいい。
その後は、イトヨリダイがぽつりぽつり。
だが、ほとんどは、35cm未満のリリースサイズで、 なかなかお土産は増えなかった。
本命もさっぱりアタらず、広範囲に移動を繰り返した。
最終ポイントで、ようやく次のマダイのアタリがあった。
キュイーーーン。
またもやオスの本命だった。
55cmと、お土産にはちょうどよいサイズだ。
ゲストにも、本命坊主を免れるコンタクトがあった。 こちらは、メスだったので、リリースとなった。
昨日と本日の二日間で、
36Lクーラーが満タンになる程度のお土産となった。
待ちわびている人々に、 島の美味しい魚をプレゼントできるのは、何よりだ。
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