6月14日

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無風、曇天、ベタ凪での出港となった。
潮位変化がもっとも小さい長潮ということもあって、
船の流れがずっと低速だった。
その為か、小型魚もなかなかアタらない。

がつ、がつっ。
キュイーーーンが7回もあった。
が、内5回は、単なる鈎外れという、
ニアコンタクトに終わった。

これほどのニアコンの回数は、
ほとんど覚えがない。
掛かりが甘いというのは、
捕食した瞬間の勢いが不足しているのが、
主な原因と考えられる。

産卵を終え、スリムになったマダイたちは、
お腹を空かせているので、
捕食意欲は強いのだが、
条件が低いと、ぐいーんとタイラバを咥えない。

それでも、何とか、本命二尾は確保した。
どちらも良型のメスで、
ほぼ同サイズだったが、
一尾目のマダイの方が、断然パワフルで、
ヒラマサと勘違いしたくらいだった。





二尾を比べると、
色や体形などが明らかに違っているのがお分かりだろう。

その後、ようやく潮がまともに動き始め、
小型魚がよく掛かるようになった。




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