無風、曇天、ベタ凪での出港となった。 潮位変化がもっとも小さい長潮ということもあって、 船の流れがずっと低速だった。
その為か、小型魚もなかなかアタらない。
がつ、がつっ。 キュイーーーンが7回もあった。 が、内5回は、単なる鈎外れという、
ニアコンタクトに終わった。
これほどのニアコンの回数は、 ほとんど覚えがない。 掛かりが甘いというのは、
捕食した瞬間の勢いが不足しているのが、 主な原因と考えられる。
産卵を終え、スリムになったマダイたちは、 お腹を空かせているので、
捕食意欲は強いのだが、 条件が低いと、ぐいーんとタイラバを咥えない。
それでも、何とか、本命二尾は確保した。 どちらも良型のメスで、
ほぼ同サイズだったが、 一尾目のマダイの方が、断然パワフルで、 ヒラマサと勘違いしたくらいだった。
二尾を比べると、 色や体形などが明らかに違っているのがお分かりだろう。
その後、ようやく潮がまともに動き始め、
小型魚がよく掛かるようになった。
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