1月24日(2)

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せっかくのダブルコンタクトが、
怠け心の為にフイになり、これでお仕舞いかと思われた。
だが、ここから、怒涛(どとう)の入れ食いが始まった。

真冬の入れ食いは珍しい。
海面水温が15℃以下になると、
魚の動きが鈍くなる。
変温動物だから仕方ない話ではあるが、
16℃までなら、活性具合が良くなることもある。
どうやら、今日はその日だったようだ。

ホウボウにアオハタ、キダイにチダイと、
ひと流しごとに、必ず魚がコンタクトした。
アオハタは、46cmのキロサイズも釣れた。



リリーズデーでも、ハタ類はキープするが、
今日は、パーフェクトリリースデーだった。
船長には有無を言わさず、全部逃がしてもらった。

本命に至っては、何と、50cm級が三尾。
連続的にコンタクトしたからたまらない。







思わぬ入れ食い状態を久々に味わって、
心は晴れやかになった。
2時間ほどずっと、2.4km前後で船は流されていた。
ポイントを外れると魚はこない。
船を立て直すことに汗をかき、燃料をいつもより多く消費した。
本日5尾目の本命を掛けたところで、
「今日はもういいだろう。」
と、船長がうれしそうに、つぶやいた。

完全放流日だと知ってか、
海の神には大いにご協力いただいた。




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