この秋一番のというくらいのいい凪だった。 ベタ凪ではなくて、やや波立っていたが、 秋らしいさわやかな島の海だった。
これで釣れれば言うことはない。
そう思っていると、早々と、ギュイーーーン。 二度目のギュイーーーン。もあった。
三度目があると大ダイなのだが、それはなかった。 それでも、たっぷりと引きを味わいながら、 ゆっくりとピンクの魚体を海面に浮かせた。
思った通り、良型のメスだった。
秋日に照らされて、見事な姿をしていた。 いつものように、キャッチ&リリース。
幸先は良かったのだが、
その後は、本命のアタリはまったくなくて、 定番のチダイやイトヨリダイが、 代わる代わる竿を叩いた。
今日のイトヨリダイは型が良かった。
11尾釣れたのだが、
切り身サイズが6尾もあった。 チダイは5尾が切り身サイズだった。 着底するやいなやのコンタクトが多く、 前回につづいて、
鈎外しに大わらわな時間を愉しく過ごすことができた。
大物を釣っていたので、 あとは愉しむだけでいい。
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