微風、ベタ凪の秋晴れ。 船流速度は平均0.9kmと、 条件としては、あまり良くなかった。
今日は、ゲスト釣行で、
お土産を釣らせようということで、 チダイやイトヨリダイが群れていると思われる、 浅場のポイントを攻めた。
ところが、あまり芳しくなくて、 1時間半が過ぎたところで、 お土産は、チダイが一枚きりだった。 こんなはずでは、・・・。と頑張ってみたが、
小型のイトヨリダイやミニマダイのみで、 心もち焦っていたのは言うまでもない。
ゲストの竿にギュイーーーンが出た。
よし、いいぞ。と見守っていると、 70cmはあろうかという巨エソが上がってきた。
この秋は、巨エソがほんとうによく掛かる。
仕掛けを持って行かれなかっただけでも御の字だ。
しばらくして、船長の仕掛けに、 何やら追い掛けて来る魚がいた。
ぐいっとくわえて少し引いた。 まずい、フグだ。と思い素早く巻き取ろうとすると、・・・。
ギュイーーーン。が出た。
やや焦りも出るくらいの、 ギュイーーーン。がもう一度。 またまた巨エソかと思ったが、重量感が違っていた。 魚を無事水面に浮かすと、
何とそれは、りっぱな良型マダイだった。
お土産にする?
メスでも一尾ならいいよ。 と言うと、ゲストは、 メスだから、逃がしましょうと言った。 さすがは、釣三丸常連ゲストだなと感心した。
そのやり取りを見ていた海の神が、 さっそく動いてくださったようで、 キュイーーン。というドラグ音と重々しいだけのアタリがあり、
超高級魚のキロ級マハタがお目見えした。
前日は、キロ級アコウ。
そして、今日は、タカバのキロオーバー。 釣三丸スタンダードは健在だった。
海の神の心尽くしは、更に続いた。 ゲストの竿だった。
ギュイーーーーーン。 ギュイーーーーーン。 おおっ、大ダイだ。とよろこんだ。 しかし、糸の出が半端ない。
それに、リールから糸が際限なく出ているかのようだった。
そこで、船長にバトンタッチ。 船首に立って、右に左に移動しながら、
10分間くらいだっただろうか、 かなり強引なやり取りが功を奏し、 白い巨体がふわっと浮かんできた。
体長98cmのりっぱなヒラマサだった。
ゲストは大満足。 船長もヒラマサの強烈な引きを味わった。
お土産がたっぷりとなって、
本日のゲスト釣行を終えた。
<ゲストからの報告>
3週間ぶりの釣りです。何が釣れるかなと楽しみにしていました。昨晩のソフトバンクホークスの優勝を見届けて、釣りに備えてぐっすり寝たので調子もばっちりです。巨大えそ、チダイ、ミニイトヨリ、チダイ、フグといろいろ釣れて本命がなかなかでした。40cmくらいの真鯛も一匹つれました。釣り始めて3時間後、すごい引きで、糸が逆行して巻いても動きません。味わったことのないような強い引きで糸が切れないか心配でした。途中から船長さんに代わってもらっても強い引きは続きます。船上をあちこち動いてポンピングしたり糸を出したりしてやっと浮かび上がりました。「でかい!」最高記録の98cmのヒラマサです。今日もびっくりの一日でした。
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