アゴ漁がたけなわとなった。 漁船の邪魔にならぬよう、沖に出かける。 比較的浅いエリアだった。 浅くても大ダイの実績がある。
95cmという釣三丸レコードもコンタクトしたほど。
しばらく、大物にお目に掛かっていないので、 そろそろ、いいのではないでしょうか。
と、海の神に問いかけた。
ところがどっこい、ここは、 有力なタイラバキラーのカナトフグが群れていた。 条件が好くないことも手伝ってか、
短い間に、三つの仕掛けをボロボロにされてしまった。 これには、焦りを隠せなかった。
通常、三時間程度の釣行なので、
タイラバは四つしか準備していない。 三つが使えなくなったので、 残るは、もう一つだけということになる。 本命ボウズどころか、
完全ボウズも覚悟した。
だが、海の神から見捨てられてはいなかったようだ。 急に潮が動き出し、3mほどの北風が吹き始めたのだ。
とろーんとした動きだったのが、 1.4km前後で流れ始めたのだった。
それからは、中型本命の入れ食いだった。
まずは、47cmのジャッキー。
次に、キュイーーーーーン。と糸が出て、49cm。
更に、46cmのジャッキーがコンタクトした。
どれも、キロ級だったが、
本命三尾なら、言うことは無い。
あとは、43cmの良型アオハタと、 42cmのキロ弱マダイがアタった。
一時間で五回のコンタクトだったので、 鈎を外して画像に収め、リリースした後、 鈎のチェックと交換の時間を入れると、
まさに、入れ食い状態だった。
もう少しいけそうだと思っていると、 遊漁船がやって来て、すぐ近くで釣りを始めた。 それは、いいのだが、
ずっとエンジンを掛けっ放しというのが問題だった。 案の定、アタリはピタリと止まってしまった。
潔く、これにて、納竿。
アオナだけをキープしていたので、 港でさばき、今夜のおかずを作ることにした。
|