7月29日

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炎天下。無風。船が動かず。
6時半に出港して、約2時間反応なし。
釣れたのは、タイラバキラーのエソとカナトフグ。
カナトフグには仕掛けを丸坊主にされた。

1.1kmで動くも、本命の反応は無い。
移動を重ねるも、無しの礫(つぶて)。
大ダイハンター女史をもってしても、
マダイが掛からないのである。

2時間半が過ぎ、
いよいよ既定の3時間が迫っていた。
さすがのハンターもお手上げか。

「どこも条件悪いから、これで最後の流しにしよう。」
と、0.0kmの速さだったが、流すことにした。
この時点では、すっかり諦め気分だった。

ところが、・・・。
なんと、女史の竿が、海に突っ込んでいた。
キュイーーン。
「ええっ!まさか。」
明らかにマダイの引きだった。
良型くらいはあるかもしれない。

もう少し竿を起こして、
できれば、海面に対して90°を保って欲しかったが、
それができないほどに相手のパワーが優っていた。

キュイーーン。
キュイーーン。

足を踏ん張って、懸命にリールを巻いていた。
女史のやり取りは、
ポンピングも指ブレーキも無い、
ただ巻き巻きするだけなのだ。
それでも魚は、徐々に上がって来た。



55cmのオスの中型だった。
この時期のマダイは、特に引きが強い。
いい引きを味わって、笑顔で記念撮影をした。

これで、本命ボウズから逃れることができたと、
ほっとひと安心。

だが、これで終わった訳ではなかった。
続けて、女史の竿が海中へ突っ込んだ。
しかも、先程よりも引きが強い。
ええーっ、また?と船長は驚いた。

ギュイーーーン。という釣果音。
スプールからスプラッシュが上がっていた。
いわゆる、水煙。それほど激しい引きだった。



最初の本命より二回り大きな良型だった。
体長は66cm。りっぱなメスのマダイだった。

もう、これで満足しただろうと思っていると、
まだ、釣りたいと言う。

すると、44cmの準ジャッキーと、
本日三尾目の本命48cmを釣り上げてしまったのだ。
(画像省略)

この時間、入れ食いだった。
このポイントを流し始めた時は、0.0kmだったのだが、
その後、すぐに0.7kmから0.9kmになり、
最終的に1.1kmの速度で流れるようになっていた。

つまり、干潮後の潮が動き始めて、
マダイたちがにわかに活性を高め、
食いが良くなったという訳である。

まさに、絶妙のタイミングだった。

大ダイハンター女史、恐るべし!

<参照> 大ダイハンター女史2017年大物画像全記録




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