6月18日

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鯛ラバ女史二名を乗せ出港。
ポイントへ着くと、満潮から下げの潮が、
1.2kmと、いい感じで流れていた。
いきなり船長の竿にコンタクト!
第一リトリーブだった。
が、惜しくも本命ではなく、小型マダイだった。
うーん、ざんねん。

次に大ダイハンター女史にコンタクト!
始めは、ギュイーーーン。その後はキュイーーン。
キュイーーン。と数回ドラグ音が響いた。
これは、良型にちがいないとみんなで見守った。
竿を上げて水平にしてほしかったが、
非力なアングラーでは、それは無理だった。
竿先は海中へ刺さったままのやり取りとなった。

しかし、まあ、何とかフィニッシュに持ち込んで、
幸先の良い、良型のオスをお土産にした。



朝陽を浴びて、オレンジ色に輝いていた。
美しい画像もついでに手に入れた。

そのあとは、突如として、極端な条件低下。
本命のコンタクトは遠のいた。ざんねん。

あちこち船を移動させながら、
他魚などをぽつりぽつりと釣り上げていった。
どこもここも、0.0km。
それでも活性はまあまあだったらしく、
チダイ、キダイに加え、
この頃の島の海では珍しくなった、
良型の オオモンハタなどを釣り上げることができた。

そうこうしているうちに、四時間が過ぎていた。
そろそろ納竿の時刻である。
だが、もう一人の女史は未だ本命に出会っていなかった。
一年半ぶりの釣行なので、
何としても釣りたかっただろう。
しばらく、海外に行くので今回を逃すと、
数年間はマダイの顔を見られないだろう。

海の神さま、どうかよろしくお願いしますよ。
と、神にも祈りたい気分だった。

すると、願いが通じてか、潮が動いた。
干潮から上げに入る潮だった。
船流速度は、朝と同じ1.2kmになった。
これは、いい雰囲気だと感じた。

そしたら、ついに来た。女史にコンタクト!
懸命に、リールを回していた。
ときどき、キュイーーン。が聴こえていた。
その度に、彼女は歯を食いしばった。

キュイーーン。キュイーーン。
長らく本命の力強い引きとはご無沙汰だったので、
随分と苦労していたようだったが、
何とか、ネットインまで持ち込んだ。



彼女には、うれしい準良型だった。
産卵後で痩せてはいるが、
メスらしい引きを披露してくれた。
にこにこと満足顔になっていった。
あー、よかった。
海の神が確かにいることを信じたくなるような一幕だった。

納竿間際で、起死回生。
二人の女性アングラーは、ともにいい型の本命を手に入れ、
心置きなく、島の海を後にした。

めでたし、めでたし。



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