6月11日

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前回は、女史が本命を二尾釣り上げ、
満足の内に納竿することができた。
もちろん、船長も女史が釣ればいいと思っているのだが、
自らは本命ボウズという物足りなさはある。

ついつい、世話に時間を掛けてしまい、
リトリーブ回数が大幅減となるのである。
鯛ラバは、落としてなんぼ。
自分も釣ってなんぼ。
ゲストがいてもいなくても、
本命の釣果音は一度は聴きたいものだ。

そういうことで、本日は、自身のリカバリー釣行となった。
最初のポイントでは、いきなり、ギュイーーーーーン。があった。
ちょっと早過ぎるんじゃないか。
と思ったが、その正体は巨エソだった。
鈎を食いちぎられて、がっかり。
自然界は、そんなに甘くはないということだろう。

しかし、エソが掛かる時は、大ダイも掛かる。
釣三丸には、そういうジンクスがある。
この先、大物が鈎をくわえてくれるだろうと期待した。

が、その後は、アタリが無い。
船は、1.4kmという、
理想に近い船流速度で流れ続けていた。
好条件シンドロームの傾向だった。
がつんとアタッたのは、良型のイトヨリダイだった。
今夜は、これを使ってムニエルを作ろう。

二日連続で、五時間超のゲスト釣行をしていたので、
今日は、三時間以内で終了するつもりだった。
既に、二時間近くとなっていた。
うーん。リカバリーならずか。
と諦めかけていた時だった。

グイっと仕掛けをくわえ、離した。
ぐぐっと、またくわえて離した。
食えっ、食えっと念じていると、食った。
ギュイーーーーーン。
来たっ、大ダイだ。とワクワクした。
もう一度、ギュイーーーン。
その後は、キュイ、キュイ。
これも、この時期の大ダイの釣果音パターンだった。



スマートになったメスの準大ダイだった。
体長69cm。何だか、尾びれが大きく見える。
リリースすると、スーッと胸が晴れたような感覚があった。
これで、見事、 リカバリー成功となった。

いきなりがつっと鈎に乗ったり、
フォールでゴンとコンタクトするのもよいが、
リトリーブの途中で、タイラバを追いかけて来るのが分かり、
前アタリを感じ、ぐぐーっと仕掛けを持って行く。
というのが、タイラバの鈎掛かりパターンとしては、
最高に面白いのである。
文字通りのコンタクト(接触)を味わえる。

こうして気持ち良く、
船を港へと走らせることができた。

Happy Fishing !




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