6月6日

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ゲスト二名を乗せ、期待に胸を膨らませて出港。
弱い東風だったので、どうかな。
いちばんのポイントで流すも、0.0km。
目ぼしいポイントをあちこち流すも、0.0km。
遠征して沖にある島近くへ行くも、0.0km。
満潮前後でも、0.0km。
冗談のような流れが続いていた。
まるで、釣れる気がしない。

だが、そんな中、青年ゲストが、
ギュイーーーン。を奏でてくれた。
引きは、二度、三度しかなかったが、
「重いです。」と言いつつ、引きを味わっていた。
ぽっかり浮いて来たのはマハタに見えた。
おおっ、キロ級のマハタだ。
と、思っていると、何だか模様がちがう。
あれ、変だなとよくよく見ると、
何んと、あの幻の高級魚クエの幼魚だった。



幼魚でも、52cmあれば、刺身や鍋にして旨い。
この快挙に、三人は大よろこびだった。

しかし、その後は、
やはり、流れが大変遅く、
ついに本命がコンタクトすることはなかった。

小型マダイを二尾釣るのがせいぜいで
あとは、他魚がぽつりぽつり。
六時間半も頑張ったが、
徒労に終わってしまった。

前回までは、高確率で大ダイが釣れたというのに、
よりによって、今日は、
年に数回あるかないかの、厳しい釣行日だった。
返す返すも、クエの幼魚という釣果が光っていた。



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