6月1日

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青年 ゲストを乗せて出港した。
南風が強く、浅場エリアに向かった。
過去、数回ヒラマサをバラシているポイントを流した。
瀬が荒いので、ヒラマサを掛けると、
リーダーを切られてしまう。

活性はかなり高かった。
プレコンタクトが続いていたが、本命は掛からず、
イトヨリダイが5尾コンタクト。
4尾はリリースし、40cm級のものだけキープした。

いいポイントへ差し掛かると、
がつ、がつっ、がつーん。コンタクト!
ギュイーーーーーン。ギュイーーーン。
すさまじい勢いで糸が出て行った。
うわっ、ヒラマサだ。こりゃ、駄目だ。
と諦めモードになっていると、
リーダーは無事だった。
しかし、油断はならない。ギュイーーーン。

やや勢いが弱まり、頭をしきりと振って、
鈎を外そうとしていた。
よし、いただきだ。ギュイーーーン。
中層を過ぎても引きは続いた。
ああ、これは、ヒラマサだなと信じていた。

が、あと10mというところで
突然、「向こうでポッカリ」が起こった。
あれれ、大ダイだったのか。
で、でかい!とゲストが驚いていた。



「こんなに大きいの。初めて見ました。」
それもそのはず、80cmオーバーのビッグなオスだった。
オスなので、〆て血抜きをし、ゲストへのお土産に。

もう、船長は釣らなくていいんだけどなあ。
とつぶやきながら、リトリーブを続けていると、
またしても、ぐい、ぐいっ、ぐいん、コンタクト!
ギュイーーーン。
ギュイーーーン。
おっと、また大ダイか。
と思ったが、重量感があまりないことが分かった。
潮の抵抗が強いので、
実際のサイズよりずっと大きく感じるのだ。

先ほどよりも楽なやり取りの末、
メスの良型が姿を見せた。



随分と体高の高いメスだった。
まさか、もう卵が入ってはいまいが、
確認のしようがない。
元気に天然生簀へお帰りいただいた。

ギュイーーーン。はもう一度あった。
なんと、それは、巨エソ。
70cmちょうどのビッグなエソだった。

「こんなでかいの、初めて見ました。」
と、ゲストには今日二度目のびっくりだった。
いい体験をしたのではないだろうか。
これも持ち帰って、エソ天を作るそうだ。
作るのは、ゲストの祖母。

残念ながら、ゲストは本命ボウズだったが、
お土産を沢山持ち帰らせてあげられたのはよかった。
次回は、自作タイラバを更にグレードアップさせて、
いいサイズの本命を釣り上げるのではないだろうか。

南風が強くなったので、
三時間半の釣行にて終了となった。


<追記>
後ほど、青年ゲストの祖母に作っていただいた、
エソ天が届けられ、味合わせてもらった。
なるほど!これは旨い。と感心するほど、美味だった。



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