今日で4連続の凪。 前回8連続というのがあったので、まだ、まだ。 ただ、連日の長時間釣行は、できるなら避けたい。
本日も、オールリリースデーでの出港となった。 こういう日は、とりあえず本命二尾を目標にする。 港でさばき、切り身を作る二時間が省けるからだ。
程良い風が吹いていたが、微風。 0.9kmほどで流れていた。 船が流れる方向を確かめていると、 放浪流しに都合が良さそうだった。 実績のあるポイントが点在していて、
その幾つかを通りそうだった。しめしめ。
だが、リアルコンタクトがなかった。 ニアに近いコンタクトも含めると、 プレコンタクトが7、8回はあったと思うが、
どれも鈎には乗らなかった。
つまり、今日は低活がいまいちだということだろう。 流しているところは、滅多に流したことのない、
いわば、実績の低いエリアだったこともある。 たぶん、満潮前後しか本命は食わないだろう。
ということで、二時間のノーコンタクトを経て、
実績の好いポイントへと船を走らせた。 いい具合に船は流れている。 島でも潮通しの良いところである。 最低でも、1.1kmの速度表示があった。
午前11時前が満潮で、 ぼちぼちいい潮が流れるはずである。 鯛玉に潮の抵抗を感じるようになった。
がつっ、ぐいっ。コンタクト!
キュイン、キュインと小さな釣果音だった。 キロあるかどうかの本命だった。 元気がいいので、上層付近までよく引いた。
メスのマダイだった。48cmの中型である。 腹に空気がかなり入っていたので、 ある程度抜いて玉網に入れて海水に浸けたが、
復活は無理だったようだ。 目を見ると分かると思うが、上を向いている。 こうなると、海へ帰すのは難しい。 今日も、刺身でいただくことにした。
船は相変わらず、いい感じで流れていた。 流れるコースも良かった。 と、またもや、がつん、ぐいーん、コンタクト! 先ほどとまったく同じような引きで、
キロ級マダイが鈎に掛かってくれた。 やはり、釣果音はわずかだった。
46cmのジャストキロ級の中型だった。
再び目を見て、先程のものと比べていただきたい。 こちらは、目が下向き加減である。 こういう場合は、意識がしっかりしていて、
リリースが可能である。
そのまま海面に置くと、バシッと尾びれでひらを打ち、 無事に棲家へ戻って行った。
この時点でちょうど3時間が経っていた。 キロ級一枚なら、刺身への変換作業も1時間で済む。 美味しい刺身を作ろうと、港へ向かった。
非常に
低い活性でも、本命が二尾。 上々の出来である。
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