北東風のやや強い風の中、 ゲストを一人迎えての出港となった。 これで、三日続けてのゲスト釣行だった。
昨日と同じポイントから始めた。
ここでは、ゲストにいきなりキュイーーン。があって、 56cmの中型マダイがコンタクトした。(画像省略) ベイトをたらふく食べて、丸々太っていた。
早々とゲストにコンタクトがあり、 これで、あとはのんびりできると安堵した。
更に、ゲストにコンタクトがあった。
43cmの小型マダイだった。
このゲストが、二月に乗船した時は、 時化模様で、港周りしか攻められなかった為に、 本命ボウズだった。
早々とリカバリーしたので、 本人もすっかり満足している様子だったが、
そのあとは、ゲストのコンタクトは遠かった。
しばらくの空白ののち、 船長にキュイーーン。が出た。 キュイーーン。キュイーーン。
と、良型はあるだろうという、いい引きだった。 良型は、釣果音をたっぷりと聴かせてくれう上に、 ほとんどブレイクすることはないので、
やり取りを楽しめる。 海面に現れたのは、予想通りのサイズだった。
62cmのオス。やはりでっぷりとしていた。 産卵前のマダイは、オスでもとにかくよく引く。 釣果音が二度、三度、聴けたので、船長は満足していた。
単独ならば、これにて帰港になっていたはずだが、 ゲストがいたので、満潮前後まで続けることにした。
満潮前の潮が動いたなと思っていると、
ぐい、ぐいっと、反応があった。 引きは強くはなかったが、何やら重々しい。
そのままリトリーブを続けていると、 ギュイーーーン。という強烈な釣果音が響いた。 ギュイーーーン。ギュイーーーン。ギュイーーーン。
いつまで続くのだろうと不安に思いながら、 忍耐強く、その引きに耐えた。
ようやく、引きが弱まってくれ、
何とかポンピングができるようになった。 それでも、しばしば糸は引き出される。 大ダイだ!と直感的に思った。
90cm級のヒラマサのような気もしたが、 重々しさは半端ではなかった。
やがて、ゆうらりと魚体が浮かび上がって来た。 1月26日以来の大ダイだった。 このところ、良型はよく目にしていたが、
久しぶりの大ダイには一味ちがった感動がある。
76cmあった。さすがはメスの大ダイ。
本領発揮といえるような力強い引きだった。
できれば、大物をゲストにもと、 仕掛けを釣三丸スタンダードに換えてもらった。
大ダイを釣るなら、スタンダードの方が確実性は高い。
下げの潮が動き始めれば、 もう一度、大ダイが来るかもしれないと予想した。
しかし、奮闘空しく、47cmほどの、
キロ級マダイがコンタクトして終わった。 (画像省略)
大型、良型、そしてゲストが釣った中型二尾。
水温が低く、釣果に大きな波がある三月の釣りとしては、 比較的好釣果と言えるような釣行だった。
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