初釣りゲスト釣行。 暗い内から出船し、初日の出を拝むつもりが、 まんまと、厚い雲に覆われて、不履行。 残念極まりなくそうろう。
ならば、初大ダイをと、 ゲストに、釣果音。ギュイーーーン。 ギュイーーーン。ギュイーーーン。 よし、いきなりの大ダイだとよろこんだ。
だが、残念なことに、ぬかよろこび。 単純な鈎外れだった。 これを獲れていたら、極めつけのドラマだったのだが、・・・。
その後、ぱったりとアタリが止まり、 あちこち移動しながら、ぽつりぽつりと、 数を稼いでいった。
始めは、52cmの中型マダイ。
次に、同じく50cmの中型。
そして、最後にまたもや中型マダイ。 体長は56cm。
この一尾は、オスだった。
キープは、これのみとした。
40cm前後の小型マダイが二尾。 キダイが二尾、その他、アオハタ、イトヨリダイなどなど。
それらすべてはリリースしたが、
40L程度のクーラーであれば、 満タンにはなっていただろう。
昼頃にようやくからりと空が晴れ上がり、
気持ちの良い冬凪の中を、母港へと船を走らせた。
「新年早々」という言葉に相応しい釣行だった。 初釣りで、本命を三尾釣り上げたゲストは、
さぞかし、満足だったことだろう。
初春や 鯛賛美なる 笑顔かな
年の初めに美しい本命マダイが三匹も釣れてうれしかった。
とゲストは言った。その言葉を句で表した。
おめでとう!
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