風による変化で魚が動くこともある


1.0km以下でたらたらと船は流れていれば、
ほとんどの場合は低活性である。
なんだか釣れそうにないなあと、モチベーションも上がらない。

反応はたまにある。
ぐっと来て乗らない。
ぐぐーっと来ても鈎に掛からない。

タイラバはルアーだから、
特に、魚にレベルの高い捕食スイッチが入っていないと、
なかなか鈎掛かりするものではない。

活性が高いと、マダイは興味スイッチを入れて、
仕掛けに近寄って来るが、
一段階上の捕食スイッチが入らなければコンタクトは難しい。

プレコンタクト止まりになる。
あるいは、浅い鈎掛かりでバレる、
ニアコンタクトになることもある。

超低活性の場合、
興味スイッチすら入れてくれないので、
タイラバは完全に無視される。

掛かるとすれば、エソかカナトフグくらいだろう。
彼らの「餌」認識力はマダイに比べると、ずっと低い。
条件がどうであれ、
タイラバを動かしておれば食い付いて来る。

変化が起これば活性は高まる。
操船者は、自ら鯛ラバをしながら、
活性具合を感じ取って、
より変化の大きいポイントを目指す。

無風、低速で流れていて、
急に風が出て船流速度が上がることがある。
糸もインクラインになり、突然の好条件。

すると、短い間だが、
入れ食いになることがある。
活性は、ほとんどの場合、
潮の変化で高低するものだが、
このような風の変化もありうる。

ただ、風による変化では大ダイ流れが生まれることはなく、
良型以上の本命はあまり望めない。
何といっても、潮の変化が大事である。




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