バーチカルとインクライン
ラインが真っ直ぐに 海中へ入って行くことをバーチカルという。 斜めに入れば、インクライン。
バーチカルでは、ラインが真っ直ぐなので、 マダイの目に入りやすく、警戒反応を示す。 また、上に向かって垂直に逃げて行くベイトは、 普通では考えられないので、 これまた、警戒する要素となる。
他魚や小型魚ならそれでも食うが、 本命ともなると、そう易々とは食い付かない。
対策としては、深場を狙うこと。 深いほど光りが届かず、ラインが見えにくくなる。 インクラインでは、ラインが死角に入り、 斜め上にベイトが逃げるように見える。
バーチカルでの抵抗感を取り除いてくれるのだが、 角度が問題だ。 45°以上になると、 仕掛けにつながるカラフルな糸を目視することになり、 タイラバに対して疑心暗鬼となる。
風向きと潮流の方角が反対な時などに、 極端なインクラインになる。 水深70mでは、 100m以上糸が出ると、45°を超える。 そうなると、潮ボケ状態にもなるので、 回収するようにしている。
そして、水深60m未満の浅場に移動する。 20巻きが少なくとも 5、6回はできるようなエリアでないと、 いい釣果を上げるのはむずかしい。
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