鯛ラバという釣りで一番の魅力と思っていること


リトリーブの時の魚信?
いや、ちがう。
鈎掛かりの瞬間?
でもない。
最大の魅力はそのあと訪れる。

ドラグが唸り、ラインが勢いよく出ていく。
それが、いちばんの魅力である。
私が、「ギュイーーーン。」というオノマトペで表現していること。
「釣果音」と名付けている。

現在使用中の炎月というリールは、
その音を増幅してくれるので気に入っている。
面白さも倍増するのである。

ギュイーーーン。は、大ダイで三度。
良型で、二度。中型(50cm超)で一度。味わえる。
初めの頃は、焦りと緊張感で、
楽しむどころではなかった。

数年たって、大ダイを三桁釣り上げた頃には、
ようやく、愉しめるようになった。
そして、「釣果音依存症」という、
不思議な症状に悩まされるようになった。

出船すると、ひたすらその音を求めてしまう。
ふつうは三時間釣行が多いが、
釣果音が出ない日は、五時間にもなってしまう。
聴くことができない日も月に三度くらいはある。
そういう日は、なんとなく気分が優れない。

二度は聴きたい。
中型なら二尾掛ける必要があり、
良型なら一尾でよい。
大型は三度聴けるので、一尾で大満足。
大ダイを掛けた日は、るんるんである。



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