釣れない訳を根底から見直す(1)
鯛ラバ師としては、一日に一尾は、 キロオーバーの本命を釣りたいと思う。 できれば、スプールが勢いよく逆回転するような大物。
だが、本命はなかなか釣れないのが鯛ラバ。 仕掛けよりも、タックルに問題がある場合もある。
まずは、ロッド。
穂先が柔らかく、バッドがしっかりしているものを選ぼう。 トップが柔らかいことで、 タイラバをくわえたマダイの違和感を軽減する。
バッドは硬めがいい。 大ダイとのやり取りでそれは活かされる。 バッドまで柔らかいと、 大ダイに主導権を渡してしまうのだ。
また、ロッドの反発力が、 鈎の食い込みを確かなものにしてくれる。
つぎに、リール。 これは、一にも二にもドラグ機能が優れたものが良い。
ハイプライスなリールは、その機能が良い。 糸が出て欲しい時に、スムースに糸が出る。 ロープライスなリールは何だかぎこちない。
ドラグがハイスペックであれば、 強烈な糸出しがあったとしても、慌てることなく、 落ち着いてやり取りができるだろう。
鯛ラバという釣りは、 タックルに過酷な負荷を与える訳ではない。 仕掛けとラインとリーダーとロッドとリール。
それぞれが、トータルで大ダイの引きに対応する。 どこかが、もろいと、バレにつながってしまう。
コストパフォーマンスを考えても、
ロッドもリールも、 実売価格二万円以下というものは避けた方がよいだろう。 手入れさえきちんとしていれば、 多少の修理やオーバーホールを経て、
半永久的に使い続けられると思う。
信頼のおけるタックルを使っていれば、 大ダイを掛けても、自信を持ってやり取りできる。
超高級なタックルは必要ない。 私のタックルは、ロッドとリール両方合わせて五万円程度だが、 メーター級のヒラマサや、
90cmオーバーの超大型マダイも獲れている。
|