鯛ラバにおける釣果の確率と必然性について


凪の日はほぼ毎日鯛ラバをするようになって、
丸五年が過ぎた。
実釣研究を重ねれば重ねるほど、
鯛ラバの釣果は、決して偶然ではないということが分かる。
たまたま釣れたとか、
運が良かったから釣れたというよりも、
釣れるのは、必然に近いと言って良いようだ。

例を挙げてみよう。
まずは、大ダイ。
70cm以上は、ひと月に、2〜3尾くらいのペースで釣れる。
10回の釣行で、1尾か2尾。
80cm以上になると、ぐっと確率は下がる。
平均すると、2〜3か月に1尾くらいだろう。
年間、3〜4尾。

90cm以上の超大型ともなると、
年間1尾釣れるか釣れないか。
5年間で4尾釣れていて、
コンタクトの間隔は、1年数か月である。
まるで、周期が訪れたかのように釣れる。

4尾といえば、ヒラメも同じ数で、
間隔も超大型マダイと同じ。

刺身として最も美味なシマアジは、
3か月に1尾ほどで、
80cm級の大ダイと同程度。

やり取りがもっともスリリングな、
ヒラマサやヒラゴは、月に2〜3尾と、
70cm級のマダイと同確率である。

これらの釣果を考察すると、
私のフィールドでポピュラーな魚種は、
押しなべて(平均して)みると、
ある一定期間の内に、
ほぼ同じ割合でコンタクトしているのである。

タイラバの仕掛けがいつも同じとなった今、
その傾向はさらに強まるのではないかと思っている。

あれ?この頃大ダイが釣れないよね。
と思っていると、
ギュイーーーン。という釣果音があって、
ああ、今日がその日だったかと納得したりもする。
そういうことが、しばしばあるので面白い。




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