風向きで釣果が大きく左右される


今更言うまでもないが、
ドテラ流しの釣りは、風向きが決定的である。
島は、断然、北東風がいい。
潮の流れとマッチするからだ。

夏は南西の風が多い。
南寄りの風では、目ぼしいポイントで船が止まる。
潮の流れる方向と風の向きがガチ合って、
船が動かなくなるのである。

低条件では、高活性であったとしても、
本命は食い渋る。
つい先日の南風での釣りは、
イトヨリダイやチダイが半ば入れ食った。

だが、本命はプレコンタクトのみだった。
好条件、高活性でも、食い渋ることもあるくらいだから、
低条件では望むべくもない。

直近で、北東風が吹いた日に無理をして出港してみた。
4、5mの風で、時化ていて、
2時間ほどの短時間しか釣行できず、
潮ボケがすぐに来るような低条件だった。
船流速度は2.0km以上。
20巻きの4回で回収しなければならなかったが、
それでも、本命を三尾釣り上げたのである。

もし、この日の風が3mほどで、
2.0km未満で流れていたとしたら、
おそらく、激釣になっていただろう。

秋になると、涼しくなって、
北東風が増えてくる。
時化で船を出せない日も多くなるが、
適度な北東風で、出港できれば、
あちこちポイントを移動する必要がないほどに、
実績のあるエリアで、本命がコンタクトする。
北東風なら必ず釣れるということもないが、
かなりの確率で、好条件となる。

大ダイ流れもよく発生し、
大ダイが複数コンタクトすることもある。

島のフィールドで、
秋がもっとも釣果に期待が持てる理由の一つである。




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