ネクタイを選択する場合の留意点について


タイラバというソフトルアーは、
ネクタイがもっとも大切な部品で、
その良し悪しによって、
釣果が大きく左右されるということは言うまでもない。

鯛玉、スカート、鈎がバランスよく配置され、
その中心にネクタイが存在し、
優雅にひらひらとまるで生きているベイトのように泳ぐ、
魅力的なルアーでなければならない。

鈎がらみによってネクタイの動きが妨げられるや否や、
ルアーとしての魅力は全く無くなって、
本命どころか、他魚も追わなくなる。

それはそれは見事というほかにない。
活性が高いはずなのにコンタクトがないときは、
まず、鈎がらみしているとみてよい。
それほどネクタイのスムースな泳ぎは決定的である。

まずは、ネクタイの幅であるが、
幅が広過ぎると鈎がらみが多くなる。
鈎のふところの幅を考慮して幅を決めよう。
あまりに細いとアピール力が弱まる。

長さも重要で、
長過ぎると鈎掛かりしにくくなり、
短いと、これもまたアピール力を弱める。

ネクタイは一本で十分だ。
一本の方が泳ぎが柔らかく、
ほどよい、ひらひら感がある。
大型のマダイは、特に警戒心が強いので、
シンプルなほうが食いの可能性は高くなる。

形状は、ストレートがいい。
派手な泳ぎを演出するようなものより、
地味に弱々しく泳ぐほうが、
弱ったベイトに見せかけることができる。

色を選ぶ際に注意すべきは、
タイラバ全体がおよそ一色で統一されているということ。
鯛玉がオレンジなら、ネクタイもオレンジがいいだろう。
スカートもオレンジを基調としたものにする。
そのようにすれば、タイラバのボリューム感が出る。
つまり、全体で一つのベイトとして見られる。

これらの点をすべて考慮したネクタイであれば、
大ダイはもとより、
ヒラマサや高級根魚もよく掛かるようになるだろう。



inserted by FC2 system