細仕掛けでやり取りする面白さ
鯛ラバの面白さは何といっても、 細仕掛けでのやり取りである。
掛けたら必ず釣り上げるというような、 太仕掛けでは何だか物足りない。
国産PE0.8号とナイロンリーダー4号。
鈎は、チヌ鈎の5号を使っている。
ヒラマサの大物を掛けると、 ブレイクすることも少なからずあるが、 マダイならほぼ大丈夫である。
本命はマダイなので、ヒラマサでのブレイクは想定内。 大ダイを掛けて頻繁にブレイクするのであれば、 もう少し太い仕掛けに変えるであろうが、
大ダイであっても、 ブレイク率は1割にも満たない。 ニアコンタクトのほとんどは、鈎のすっぽ抜けである。
細仕掛けなので、ドラグはかなり緩く調整している。 50cm程度のマダイが掛かると糸が出る。 60cm以上になると、ギュイーーーン。という、
激しい釣果音が出て、釣り人をわくわくさせる。 指ブレーキを使ってのやり取りも、なかなか面白い。
わくわく感とひやひや感が交互にやって来る。
うわっ!と思ったり、よし!と思ったり。 この時は、我を忘れて魚とのコンタクトを楽しんでいる。 数多くの経験を重ねても、
大物とのやり取りは、大きな緊張感がある。 さすがに、慌てるというようなことはなくなったが、 緊張から生まれる釣り独特の期待感は、
初心の頃とほぼ変わらない。
それも、細仕掛けならではのことである。 ひやひやするから面白いし、 玉網に収まった時の達成感も大きい。
|