スカートの役割


鯛玉とネクタイのみでは、鈎が妙に目立ってしまう。
スカートには それを防ぐ、ぼかしのような役目がある。
一種のカモフラージュ。

普通の銀色の鈎ならば、
それ自体疑似餌の働きをするが、
スカートにある程度隠されていることによって、
マダイの警戒感はわずかだが薄れる。

それとともに、視覚効果もある。
ネクタイのようにはひらひらしないが、
スカートが加わることによって、
タイラバというルアーのリアリティがアップするようだ。
ネクタイのみでは、平たいワームのようだが、
スカートでボリュームアップすると、
イカやタコ、あるいは小魚のように見えているかも知れない。

スカートの数はお好みでいい。
多過ぎるとコストパフォーマンスが良くないし、
自作のとき、手間がかかる。
少ないと、上述したような効果が薄れる。
バランスを考えながら、
数を増やしたり減らしたりしているうちに、
やがて、理想的な数が分かるだろう。

色もお好みでいい。
私の場合は、二種類のスカートを、
一つのタイラバに使っている。
色々と試しているうちに、
コンタクト率の良いスカートが分かってくるだろう。
ネクタイと同系色にすると、
見栄えがいいし、一体感が出る。

見た目がスマートで美しいタイラバは、
泳ぎも良く、マダイの目には、
旨そうなベイトに映っているだろう。



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