愛用のタックル


リールは、オシアカルカッタ200HG。
竿は、キャタリナ65HB-BJ。
合わせて実売価格、約5万円。
これ以上の必要はなく、
これ以下では、トラブルが起きやすい。

キャタリナは残念ながら、現在製造されていない。
もっとも気に入った竿なので、修理しつつ使っている。
主な修理箇所は、穂先のガイド。これが折れる。

後継機種が紅牙だが、
これは、キャタリナに比べると、
やや長過ぎるので、
私の船のような小さなボートでは使い辛いし、
ワンピースなので、車での持ち運びも不便だ。
2m以内というのが使いやすいのだが、・・・。

大物とのやり取りでは、
バッドがしっかりしているので、
紅牙の方がやり取り時の安定感はある。

ブリやヒラマサなどの青物がヒットしやすい時期、
あるいは、大ダイが出やすい時期には、
ロッドを紅牙に替えることもある。
リールは、そのままカルカッタを使う。

チタン合金の メタルトップは、
穂先が柔らかく折れないのが最大のメリット。
折れないというのが特に素晴らしい。

他の材質の竿では、釣りの最中ではなく、
車や船で移動中にどこかに竿先がぶつかって、
穂先を破損することがほとんどだが、
それを防いでいるので、ストレスがない。

中空の穂先のロッドはぜひ避けるべきだ。
チューブラティップと言われる竿。
いとも簡単にトップが折れるので、使い捨て同然。
穂先が折れて、宙ぶらりん。(ギャグ)
材質にもよるが、中身の詰まっている、
ソリッドティップなら、だいぶいい。

メタルトップは、柔らかい分だけマダイの食い込みがいい。
というのも、メリットの一つ。
穂先が硬いと、マダイが咥えた時に違和感を持つ。

タックルは、タフでないと、
ひ弱さが気になって、釣りに集中できない。

キャタリナや紅牙のバッドは適度に硬いので、
その反発力によって鈎掛かりを確実にし、
大物を掛けた時にも、釣り人が主導権を握ることができる。
バッドまで柔らかい竿は、NGである。

リールは、100回使用くらいで、
オーバーホールする必要が生じる。
年間約110〜150回前後出船しているので、
一年に一度はオーバーホールしてもらう。
それほど、タフなリールである。

カルカッタは、リールの命ともいえるドラグ機能に優れている。
大ダイを掛けても難なく海面に浮かせることができる。
スムースに、キュイーーン。と、いい音がする。
出て欲しい時にすーっと出ないと、トラブる。

ロッドもリールも、使いこなすことによって、
手に馴染み、身体がアタリの感触をよく覚え、
タイラバを通しての微妙な海中の変化を捉えるようになる。
エキスパートほど、同じタックルを使い、
自分の手や腕のように操作する。

ヒット後のやり取りでは、慣れたタックルの方が、
それぞれのくせを覚えているので、
慣れないタックルよりは、
玉網入れに成功する確率が高い。

タックルに対する絶対的な信頼が無いと、
大物とのやり取りは、たいへん厳しくなる。

他のタックルは使う気がしない。
たまに、遊びで、使ってみることもあるが、
すぐに、このタックルに戻ってしまう。
それほど、気に入っていて、使い込んでいる。
どちらも、既に500回以上の釣行に耐えている。
まさに、名機だと言えよう。



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