港へ着くと、思ったより北東風だった。 やや風が強過ぎる状況だったが、強行することにした。
案の定、船はよく揺れていた。
船酔いゲストなら、一時間で釣りにならなくなるなりそうだ。 船長は酔わない。(笑)
いつものように港近くで竿を振る。
付近には三艘の釣り船が出ていた。 イトヨリを釣っているようだった。
今日は漁で、本命の一尾でも釣れれば、 それでよしとしよう。
三十分もせぬ内に、いいアタリがあった。
キュイーーーーーン。 キュイーーーーーン。
ゆるゆるドラグにしていたためか、
ラインが走る走る。 おっと、ヒラゴでも掛ったかなと、気合が入った。
しかし、すぐに引きが弱まり、 本命だということが分かった。
準良型のオスだった。
予定通りの本命が釣れたのだった。 このサイズがもっともお手頃である。
波が高く釣り辛かったので、
どうしようかと迷ったが、もう少し海を楽しもうと、 レジャーモードに切り替えた。
その後は、イトヨリダイが三尾掛った。
内、一尾はりっぱなキープサイズだった。
巨エソらしき魚が掛って、途中でフックアウト。
リーダーがボロボロで、危うくロスの憂き目にあうところだった。 ふーっ、セーーーフ。と安堵のため息をついた。
仕掛けのロスは、想像以上に落胆がある。 金額的には三百円程度だが、 何より漁師ゴミを海に残すのに心が痛む。
私は専業漁師ではないが、
海のゴミの六割は、漁師の漁具であることが分かっている。
という訳で、一時間半の漁&レジャータイムは終了となった。
短くも良い釣りとなったことに、感謝!
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