8月11日

コメント

相変わらずの猛暑だったが、
東寄りの風が3mと、風のお陰で、暑さはあまり感じない。
60m台前半のポイントから始めたが、
2.0km前後という高速で船が流されていた。

活性は高く、食いも良かったのだが、
40cm級の小型マダイが3尾ほど鈎掛かりし、
チダイやイトヨリダイが、ぼちぼちといったところだった。

あまりに潮ボケが早く来るので釣りづらく、
もう少し浅場に移動することにした。
水深は、50m台後半から、40m台後半へと駆け上がる。

ここで、少年ゲストのリールに、いい釣果音が鳴った。
キュイーーーーーン。
キュイーーーーーン。

船長は、少年の竿を受け取った。
引き具合と、重量感を確かめると、
どうやら、マダイのようだった。
少年に竿を返し、フィニッシュまで独りでやらせた。



少年にとって、待望の大物マダイだった。
66cmのオス。
少年は、今回が乗船5回目で、
これまでの記録は、49cmだった。
一挙に17cmの更新である。

その後も、高活性は続き、
鈎外しや、鈎先の点検に汗をかいた。
船長があまりにも忙しかったので、
鈎外しと、魚の処理は少年に教え、
自分でやるようにさせた。

船長は、もういいかなと思っていたが、
少年は、まだ釣りたいとゆずらない。
仕方なく、チダイ2尾とイトヨリ1尾の切り身づくりを、
船上で始めることにした。
港でするよりも、海上のほうが、
揺れてやりづらいが、涼しいのである。

すると、また、少年が掛けた。
キュイーーーーーン。
キュイーーーーーン。
急いで竿を受け取り、魚種を判断した。
ヒラマサのようだった。
70cmくらいのヒラゴだと判断し、
自力でやり取りさせることにしたのだが、
キュイーーーーーン。
と、船底のほうへ入りそうになったので、
もう一度竿を受け取った。
ラインがわずかでも船底に触れると、
プチっと即切れになる。



思った通り、ヒラゴだったが、
少年は初めてのヒラマサの引きを体験し、
大いに満足したようだった。

もう、これでいいかな。
はい!
ということで、納竿となった。





inserted by FC2 system