強めの南風。 潮ボケが早いので、浅場を主に流した。 アタリが少なく、食いも渋い。 あらら、今日は二人して坊主かな?
と、二時間ほどを棒に振っていた。
あちこち探っていたら、 ようやくゲストに、短い釣果音があった。 潮の抵抗の為か、なかなか上がらない。
大きさの割には随分と時間が掛かったが、 無事、中型の本命が姿を現した。
これで、本命坊主はクリア。
いつものように海へお帰りいただいた。
さて、次は船長だ! と張り切ってリトリーブをしていると、 重々しい引きがあった。
ドラグの逆回転はなかったが、 キロオーバーの手応えは確かにあった。
あらあ、巨エソのようだ。
と言いながら、リーダーを食い千切られないかと、 冷や冷やしながらのやり取りだった。
46cmのアオハタに、
ほっと胸をなで下ろした。
釣り辛く、低活性な状況で、 何とかそれぞれ本命、準本命を手にすることができた。
約三時間の、散歩のような釣行だった。
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