ゲストと二人で、お土産釣りの日。
海岸近くの浅場を攻めた。
大潮の満潮前後で、
北東風がわずかに吹いていた。
船流速度は、０．９ｋｍから１．２ｋｍと、まずまず。
しばらくして、ダブルコンタクト。
ゲストには中型マダイ。
船長は、キュイーーーーーンを二、三度味わって、
ヒラゴを釣り上げた。
お土産にはちょうどよいサイズだった。
あまり大きいと、一般人には手に負えない。
それから、小型魚がぼつぼつといったところ。
しばらく本命は、プレコンタクトに終始していた。
もう少し、活性化してもいいんだが。
と、思っていると、・・・。
本日二度目の、キュイーーーーーン。
もう一度、キュイーーーーーン。
おおっ、またヒラゴかと気合が入れてみたが、
中層を過ぎると、パワーがなくなった。
そして、良型マダイがネットイン。
最後にもう一度、今度はゲストに。
キュイーーーーーン。
懸命に糸を巻いていた。
必死な様子が何だか微笑ましい。
大ダイ近くな良型がネットインした。
何と美しいメスだろうか。
お土産釣りとはいえ、とてもキープする気にはなれない。
これも、鯛ラバ小漁師の性（さが）である。
こうして、本命、準本命をそれぞれ二尾ずつ、
釣り上げたところで、風が強まって終了となった。
いい釣り日和だった。
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