6日連続出港。 ここまで続くのも珍しい。 始めの2時間は、反応があっても掛からない。 せいぜい、小型のイトヨリダイといった、
かなり渋めの状況だった。
ベタ凪に近く、幅広い潮目に覆われて、 ゴミを避けるのに汗をかいた。 うっかり潮目の中で釣っていたら、
案の定、カナトフグに仕掛けを食いちぎられた。
さらに、巨エソが。 幸いにも仕掛けは無事だったが、 鈎の一本が千切れそうになっていて、
交換を余儀なくされた。
二大タイラバキラーは、 潮目がお好きなようだ。 彼らは、泳ぎが得意ではなく、 流れが緩いポイントを好む。
6月に入って5日間。 お目にかかっていなかった。 今日は、特に低条件だったのだろう。 潮目を如何に避けるか。
これが、最大の懸案だった。
うまく、避けられれば、 イトヨリダイやチダイが掛かる。 キロ弱マダイもコンタクトした。 が、・・・。
本命は来ない。 ま、いっか。昨日まで、いい釣果だったもんなあ。 と、海上散歩のみを楽しむことにした。
ところが、・・・。
急に南風が強まった。 0.0kmが1.2kmに変化した。 これは、チャンス! とばかりに気合を入れていると、・・・。
キュイーーーーーン。 と、長い糸出しがあった。 よし、3日連続の大ダイか。 と張り切った。 少なくとも良型はあるだろう。
と皮算用していたが、 上げてビックリするくらい、小さかった。
51cmしかなかったのだ。
どれだけ、潮の抵抗が強かったのだろう。
ともあれ、本命コンタクトに、よろこんだ。 よし、もう一尾。と思ったが、
海面には白波が立ち始め、危険な状態となった。
慌てて、納竿。 5mの南風が吹いていた。
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