気が付けば、6月になっていた。 例年、この月は、凪が多いのだが、 今年は、どうなることやら。 天候は、海の神にお任せするしかない。
5月は、単独での釣行は一度もなかった。 Yさんが乗った日以外は、 いつも助手がいた。 まだ見習いの修行中だが、 少しずつ仕事を覚えてきた。
今日は、その助手もおらず、 のんびりとひとり。 波間に漂っていた。 海面には、ヒラマサの稚魚の群れが何度もやってきて、
これには、こころがたっぷりと癒された。
単独だと、おしゃべりがないので、 釣りに集中するしかない。 もう研究は終了しているが、
今は、セオリーの微調整作業といったところだ。
港から、10分以内という近場で竿を振ったのだが、 条件が良いようで、糸はインクライン。 船流速度は、0.9〜1.2kmとまずまず。
大物が釣れる状況にはないが、 「たぬき」の日だった。
「ぽんぽこぽんぽこ」魚が釣れた。という意味。(笑)
2時間でコンタクトが十数回あった。 ニアコンタクトも数回。 小型魚ばかりで、 40cm台のニア・フェイヴァリット(準本命)が2尾だった。
あちゃあ、今日は、本命坊主かなと思っていると、 キュイーーーンが一度あって、 中型マダイが挨拶してくれた。
おっと、今日は、激釣か。
と思いきや、その後は、ストンと食いが低下してしまった。 あらら、残念。 アタッてもプレコンタクト。 というのが多かった。
それでもなんとか準本命をもう一尾掛けたのは、幸いだった。 最後に、タイラバキラーのカナトフグがやってきて、
仕掛けをズタズタにされたところで、早めの納竿となった。
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