5月3日

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ゲストを一名乗せて出港する。
常連だが、一年と数か月のブランクがある。
鯛ラバは、ブランクがあろうと、
初心者であろうと、問題はない。
落として巻く。ただ、それだけ。

前半は、潮の流れも停滞し、
微風しか吹かなかったので、ほぼ0.0kmのまま。
かろうじて、船長が一尾、
52cmの中型のオスとのコンタクトがあったのみ。



その後は、アタリがほとんどなく、
二時間ほどを棒に振ってしまった。

ゲストははるばる六時間以上もかけて、
やってきたというのに、このままでは、悲惨である。
あちこちと動き回ったが、なかなか好転しなかった。

四時間が過ぎようとしたころ、
いい風が吹き始め、
糸はインクラインとなった。
それまでは、ずっとバーチカルだったのだ。
大物の予感が、たしかにしてきた。

すると、案の定ゲストに、
これまでにない、いい引きがあった。
キュイーーン。キュイーーン。
にこにこしながら、久しぶりの引きを味わっていた。



良型のオスだった。
船長もほっとひと安心。

それから、中型が三連発した。
合間に、チダイも食ってきた。

そして、もうそろそろ終了かなというところで、
船長の竿に、突然の、ギュイーーーンがあった。
昨日のブリに近い引きと同じくらいに感じたが、
上げてみておどろいたのは、
それが、67cmしかないヒラゴだったことだった。



ヒラマサは小型でも美味いので、
いいお土産となった。
「青物も要るだろう。」との、
海の神からのプレゼントだったような気がする。




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