3月9日

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昼から強風が吹くとの予報で、
少々早めの出港だった。
ゲストがいたので、
それを考慮してのことだった。

このところ、3連続で良型がコンタクトしているエリアへ向かった。
前回釣れたポイントから始めるのが一般的だ。
さすがに、4連続はないだろうと思っていた。
中型でも掛かってくれれば御の字である。

ところが、釣り開始からしばらくして、
ぐい、ぐいっと仕掛けをくわえた魚がいた。
引きは大したことはない。
イトヨリダイかなにかだろうと思っていると、・・・。

ギュイーーーーーン!
わっ、わっ、わっ。
緊張感が走った。
ギュイーーー―ーン。
おっと、これはでかい!

指ブレーキ&ポンピングで対応した。
そうせざるを得ないほどの力強い引きだった。
ギュイーーーン。ギュイーーーン。

中層を過ぎてようやく引きが弱まったが、
ずっしりとした重量感があった。
ああ、これは大ダイだなと感じていた。

その通りの大型マダイがぽっかりと浮かんだ。
今年1月以来の大ダイである。



腹がパンパン。
このサイズくらいになると、
300万から400万くらいの卵を産む。
当然のように、リリースした。
キープでもすれば、海の神にお叱りを受ける。
次の大潮あたりで産卵を始めるだろう。

島でのマダイの産卵は、ふつう、
3月の中旬くらいからぼちぼちと始まり、
6月上旬でほぼ終了する。
産卵期間は、3ヶ月もあるということだ。

このエリアには、例年になくカツオドリが多い。
それほどベイトがいるということだろうが、
今日は、前回までと比べると、数が減少していた。

だが、マダイは、そこそこに集まっていたようだった。
ゲストに中型がコンタクトした。



50cm弱のパールピンクだった。

続けて船長にコンタクトしたのは、
同サイズの中型だった。



船中トリプルコンタクトとなった。
更に、コンタクトは続き、
今度は、準良型が掛かった。

キュイーーン。キュイーーン。
かなり聴き応えのある釣果音だった。
引き味も良く、やり取りを愉しんだ。



これは、オス。58cmだった。
同サイズならメスよりもよく引くから面白い。

本命4尾と、まずまずの釣果だった。
ゲストには、もう1尾釣って欲しかったが、
昼前になり、予報通りに5mの強風が吹き始め、
かなり激しく白波が立ち始めた。

それでは、納竿と致しましょうか。
という訳で、いいお土産を携えて帰港した。





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