1月30日

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無風ベタ凪にて、期待を込めて、岩礁地帯に向かった。
1月はここで、ブリ、ヒラメ、大ダイがコンタクトした。
最大の長所は、巨エソがいないことだ。
カナトフグはこの海域からは既に去っているので、
二大タイラバキラーがいないのは、まるで天国のようだ。
釣三船長は、天使の鯛ラバ師に変身している。

ところが、だ。
水温低下の影響をもろに受けているのか、
実に、食いが渋い。のなんのって。
過去直近の二回は、2.4km前後と、急流だった。
だが、今日は、1.4km平均と、
瀬波が多発するエリアにしては、トロトロ。
ちょっと、がっかりだった。
あっという間に流されて、船を立て直す。
そのくらいが、ここではいい。

ぐぐっと、底付近でコンタクト!
わずかに、キュイーーン。で後は無し。
キジハタが上がってきた。
計測すると、42cmあったので、キープ。
アオハタならリリースとなるが、
超高級魚のアコウはねえ。とつぶやいた。

何と、それが連続コンタクト!
またもや、42cmのアコウだった。
40cm未満なら当然リリースする。
キジハタを2尾掛けて、満足度は上がったが、
本命の釣果音を聴きたいものだ。
と、わがままな船長は、欲張った。

岩礁地帯の実績ポイントを一つ一つ探り、
ようやく、その一つが反応した。
20巻きしたところで、がつ、がつっときた。
キュイーーン。と短い糸出しが二度あった。
中型だが、キロ級は超えている手応えだった。



52cmのメスだった。
マダイは泳ぐ姿も美しい。
逃がす際の一瞬のその姿を見届けるのが、
この頃、特に愉しみとなった。

これで、満足度は更にアップして、
納竿となった。

期待の割には、渋かったが、
本命がコンタクトして、超高級魚が2尾釣れれば、
小漁師としては、じゅうぶんである。




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