4月1日

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本日もゲスト釣行だった。
鯛ラバ小漁師は、たいていは単独だが、
時々、初心者、初級者を乗せて釣りをすることもある。
今日は、常連ゲストの大ダイハンター女史と、
少年Sくんの2人がゲストだった。

Sくんは、昨年の夏以来で、二度目の乗船である。
小学六年生の釣り大好き少年だ。
彼には特に、いい釣りをしてもらおうと、
操船に精を出すことにした。

だが、南風が4mから5mも吹いて、
めぼしいポイントは船が流れていなかった。
前日は、北よりの弱い風だったが、
潮の動きが大きくて、いい流れだった。
今日は、風が逆で、
潮の動きと風の力が正反対で、
潮に乗って動こうとするも、
風で押し戻されるといった具合。
やはり、島では南風ではかなり厳しい。

ヤズが相変わらず広範囲に群れていて、
船長に2本のコンタクトがあった。
Sくんにもコンタクトがあって、
人生初の青物の引きを味わうことができて、
うれしかったようだ。
少年にとっては、このくらいで練習するのがいい。



さあ、次はマダイだ!と意気込んでみたものの、
条件が不適合で、本命はなかなか食わない。
小型マダイやキダイ、アオハタやウッカリカサゴなど、
小物はよく釣れるのだが、
メインターゲットからの魚信が無かった。

潮の動きと船の流れが適度でないと、
本命は、タイラバを追おうとはしない。
それが鯛ラバの難しさなのだが、
条件が揃えば、途端に活性化する。

正午を回り、全員、本命ボウズだった。
あーあ、今日はもう駄目だろうなと諦め気分に陥っていた。
ところが、・・・。

一時的に風が弱まり、
大潮の、干潮前の潮が勢いよく流れ始め、
時合いが来たのだった。

まずは、大ダイハンター女史にコンタクト!
50cm弱の中型マダイが掛かった。



次に船長に、同サイズがコンタクト!



そして、ふたたび、大ダイハンター女史に、
良型がコンタクト!



と、三尾の本命マダイが次々と食ってきたのである。
よし、時合いだ!
と、Sくんにも集中するように伝えたのだが、
この好条件は、三十分ほどで終了してしまった。
また、強い南風が吹き始め、
船の流れが遅くなり、方角が変化したのである。

残念ではあったが、風が更に強くなり、
白波も見え始めたので、納竿することになった。
Sくんは次回の夏休みにでも、
リカバリーしてもらおう。




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