本日は、大ダイハンター女史と、 若い女性二名のゲスト乗船だった。 ほぼ無風、ベタ凪、湖面状態。
先日、大ダイと良型が続けてコンタクトしたポイントから始めた。
だが、無しの礫(つぶて)。 頼みのホウボウすら掛からない。
あれえ、こんなはずではなかったのだが、・・・。
やむなく、大幅移動。 島と島の間の瀬戸エリア。 鳥山が立ち、漁船が5艘ほど操業していた。
青物の群れがいるらしかった。 ブリ、ハマチ、ヤズの類だろう。
愛艇が、鳥山に近付いた時だった。 初乗船ゲストYさんのリールから、 強烈な釣果音が聴こえてきた。
ギュイーーーーーン。 ギュイーーーーーン。 慌てて竿を受け取り、サイズを確かめ、 大丈夫だったら、竿を返そうとしたのだが、・・・。
とても、それどころではなかった。 ギュイーーーーーン。 ギュイーーーーーン。 ギュイーーーーーン。 今年最大の激しい引きだった。
弱ったら、彼女にやり取りをしてもらうつもりだったが、 引きが強過ぎて、無理だと判断した。 人生初の大物が、これでは、・・・。
ちょっと、歯が立たないだろう。 船長も随分と苦労していた。
ジャスト90cmのブリだった。
いやはや、これには、驚いたのなんのって。 鯛ラバ初のコンタクトが、この魚。 ちょっと、ありえない。
次のコンタクトは、もう一人の鯛ラバ初心者Aさんだった。 これは、ヤズ(ブリの幼魚)だったので、 自力でネットインすることができた。
続けて、Aさんにコンタクトがあった。 キュイーーン。と糸は出ている。 竿を受け取り、サイズを確認し、 これは、大丈夫だろうと竿を返した。
キュイーーン。キュイーーン。 先ほどのヤズで慣れていたので、 比較的、余裕を持ってネットイン。
62cmの良型だった。
彼女にとっての人生初マダイは、 とりわけ美しかったように思う。 スマホの待ち受け画面になると言いながら、 うれしそうに、はしゃいでいた。
その後は、パタリとアタリが止まり、
小さな移動を繰り返しながら、次の魚信を待った。
そして、ビギナーのYさんに、 再び、強力な引きが訪れた。 ギュイーーーーーン。
ギュイーーーーーン。 竿を受け取り、船長がしばらくやり取りしてみたが、 先のブリ程ではなかったので、 Yさんに竿を返した。
ところが、そのすぐあとに、またしても、ギュイーーーーーン。 慌ててまた竿を受け取り、力が弱るのを待って、 もう一度、竿を戻すと、
そのあと、Yさんは、悲鳴のような声をあげながら、 何とか自力でネットインまで持ち込んだ。
これが、なんと、80cmちょうどのヒラマサだった。 どうりで、よく引いた訳だ。 初鯛ラバで、二尾目がヒラマサだなんて。
これまた、何という、ビギナーズラックラックなんだろうと、 さすがの船長も開いた口が塞がらない。 まるで、夢でも見ているかのようだった。
こんどは、半分は自力でネットインさせたので、 いい「ドヤ顔」をしていた。
初乗船初鯛ラバのゲストが二人ともに、 それぞれ、これほど、いい釣果を納めたのは、 釣三丸6年の歴史の中でも、まれな出来事だった。
二人は、よほど海の神に気に入られたらしい。
めでたし、めでたし。
<追記>
Yさんからお礼のメールをもらったので、紹介しよう。
先日は手取り足取り、一から全てしていただき、お世話になりました。今日、家族でまずはお刺身をいただきました。裁くのはさすがに我が家ではできず、魚屋に持ち込んでもらいました。途中、祖母の家に父がより、魚をおすそ分けしたところ、ヒラマサさんの半身を取られてしまいました!もしかしたら、ヒラマサさんが高級魚だとバレていたのかも、、、。でもまだまだ余るほどブリがいます!神経じめと血抜きをしたいただいたおかげで、とても新鮮にいただけました。父も母もその新鮮さに喜んでいました。こんなお魚を食べつけていたら、お店の魚は食べれないね〜と話していました。明日はヒラマサの漬けでお茶漬けと、ブリしゃぶにする予定です。率直な釣りの感想、、、楽でした!私がしたのは重りを垂らして、リールを20回巻いて、重りチェックをしただけで、大物が釣れました!ラッキーとしか言いようがありません!船長さんの漁場スポットと重りのおかげです。それに、私は餌のゴカイとか触らないし、オキアミを撒いたりとかもなく、綺麗だったなぁと思いました。途中、寝てしまうかも、と思いましたけど、手を動かしていたので、大丈夫でした。今回本当に天気もよく、ベタ凪で、酔うこともなく、午後も釣りが出来て、全てがビギナーズラックでした!9月はぜひ鯛を、もみじ鯛を釣りたいです!ありがとうございました。
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