10月10日

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今日は、目の愛護デーだそうだから、
海へ出て極上の景色を観て、
できれば美的な大物マダイを見て、
目の保養に努めようと思った。
果たして、その目的はかなうか。

ゲスト釣行の後だったので、
願わくば短時間で釣果を得たい。
大物を一尾で十分(じゅうぶん)。
このところご無沙汰のポイントへ向かった。
ここではチダイは釣った覚えがない。

チダイは、食味が好きな魚だが、
これがいると、マダイより先にタイラバを奪う。
今日は、避けて通ろうと思った。

好条件、高活性な状況で、
チダイに代わり、イトヨリダイが入れ食った。

この魚は、大物マダイが来ると逃げるので、
本命釣りにはあまり差支えない。
だが、底しか泳がない魚で、
水圧の変化に弱く、放流が難しい。
口からはみ出した浮袋の空気をうまく抜いてあげれば、
リリースはほとんど成功する。
今回は、失敗は一尾のみで、
あとは、元気よく海底に去って行った。

なーんだ。入れ食いが、
チダイからイトヨリダイへ変更しただけか。
と、やや意気消沈気味にリトリーブを続けていた。
すると、イトヨリダイが食って来なくなった。
あれ?変だなあ。と、速度計を注視すると、
なんと、無風なのに、1.4kmで動き始めたのだった。

ほぼ完ぺきな潮流れで、
底潮と上潮との落差によって生じている。
たいへんいい状況なのだ。
しかも、流れる方角が絶妙だった。
「よし!」期待に胸を躍らせた。

20数巻きしたところで、がつっ、ぐいん。
ギュイーーーーーン。
おおっ、きたーっ。
ギュイーーーーーン。
焦るくらいの長距離走だったが、
糸出しは二度で終わった。
うん。これは、良型だな。と思いながら、
わくわくやり取りの時間となった。
ポンピング&巻き巻き。
ポンピング&巻き巻き。
潮の抵抗が強かったので、たっぷりと愉しめた。



66cmの美しい良型だった。
やっぱり今日も海の神がお心遣いをしてくださったのだろう。
「昨日はよく頑張ったからな。」

たっぷりと目の保養をさせてもらい、
ちょうど二時間の短い釣行を終了した。



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