9月30日

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北北東からの強風が吹いていた。
予報では3mとあったが、
白波が少し立っていてどうにも釣り辛い。
船が大きく揺れるので、
コンソールに腰を掛けることたびたび。

予定したポイントには遊漁船がいて、
錨を下ろして餌釣りをしているようだった。
流していればいいのだが、
停まっていると、気になってしまう。
自艇が流れるコースに引っ掛からないように、
始動点を決めると、
いいポイントからややずれてしまったりもする。

まあ、いい。今日はオールリリースデーだった。
本命一尾で納竿となるだろう。
あまり流したことのないポイントから始めた。

すぐに、フォールでアタリがあった。
急いで巻き戻したが、鈎には掛かっていなかった。
回収して、絡みを直して再び鯛玉を落とした。
好条件だったので、コンタクトの可能性は高いと思われた。

20巻きでゴツッと反応があり、
25巻きでガツッとコンタクト!
海底から上まで追いかけてきた。

キュイーーーーーン。と釣果音が鳴った。
重々しくはないが、距離は出た。
早くも本命が食ってきたかと喜んだ。

その後の引きは大したことはなく、
良型以下だなと思った。
潮の抵抗が強かったので、
ポンピングを交えながらやり取りをした。



58cmの準良型だった。
最初の引きは特に愉しませてもらった。
リリースデーには、釣果音がいちばんの楽しみだ。

それからは、潮が緩んで、
風流れとなったこともあって、
小型魚ばかりが掛かって来た。
ほぼ入れ食い状態で、
チダイ、小型マダイ、イトヨリ、アオハタと、
島の定番魚のリリースに忙しかった。

本命は最初の一尾のみで、
出港から三時間近くとなり、納竿することにした。

秋の北北東の風は、3mという予報でも、
しばしば、時化気味となってしまうが、
好条件、高活性となるので面白い。

干満潮前後をねらえば、
大物のチャンスもあり、その時間帯を捉えれば、
激釣となることもある。

乞うご期待。




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