9月20日

コメント

別荘を出る前、雨が降ってきた。
慌てて、雨予報を見ると、大丈夫だった。
ところが、・・・。

釣りの途中で再び雨が降ってきた。
小雨だったので、そのまま釣りを続けていると、
最初のポイントで、サワラに仕掛けをすっとやられた。
リーダーが見事に切断されていた。
このところ、サワラがやけに多い。
最強のタイラバキラーで、
色のついたラインをスッと切って行くこともあり、
高切れの最大の要因でもある。

出だしから嫌な雰囲気だった。
サワラを避けて別のポイントへ。
風が強まっていた。雨は小康状態。
このポイントは、好条件だった。
1.4kmの船流速度を保っていた。
糸はインクラインに出ている。
大物の予感。

入れ食いタイムが始まった。
だが、小型マダイばかり。
リトリーブを始めるや否や、ガツン!
またたく間に、7尾もの小型マダイを釣り上げた。
キロ以下マダイの数の新記録だった。

もちろん、全てリリース。
ここでは、本命は望めそうもなかったので、移動。
大粒の雨が降り始めていた。

条件は低下したが、活性は高く、食いも立っている。
アタるはずなんだがなあ。と不思議に思っていた。

ぐい、ぐい、ぐいっと魚信があった。
のれ、のれっ。のった!
グインと少しだけ糸が出た。
と思ったら鈎外れ。あーあ。

雨でズボンはずぶ濡れ。
うっかりベルトをし忘れていたので、
今にもずり落ちそうだった。
それが、気になってしかたない。
我ながら、不注意をひどく後悔していた。

しかし、何とか本命を一尾釣りたいと、
いつもより早めのリトリーブを試していた。

がつん。コンタクト!
キュイーーン。・・・キュイーーン。・・・キュイーーン。
今度はしっかり鈎掛かりしているようだ。
潮の抵抗が強く、
ポンピングを交えながらのやり取りだった。



良型かと思ったが、あと3cm足りなかった。
57cm。オスだったので、
キープも考えられたが、
作業で更にびしょ濡れになるのは嫌だ。
やーめた。ということで、リリースした。

雨脚が強くなって、風も出て来た。
「ほら、釣らせてやったんだから、もう帰りなよ。」
と、海の神に催促されたかのようだった。

かくして、2時間の雨天釣行は終了した。
何だか、ドタバタな釣りだったような気がしている。
あー、つかれた。




inserted by FC2 system