9月19日

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南寄りの風で、大潮なのに条件は最低レベルだった。
前回も好くなかったが、それ以上。
ずっと0.0kmが続き、他の数字になっても、
すぐにゼロに戻る始末。
これほど船が流れない日も珍しいくらいだった。

典型的な低条件、低活性で、
カナトフグがネクタイを食いちぎりながら上がって来た。
フグだけは、条件に関係なく食ってくる。
せめて、チダイくらいアタらないかなと願ったが、
そのチダイすらアタらない。
風も弱く日差しが残暑めいていて、
かなりの暑さに、疲労感も漂った。

低条件、低活性なのに、
本命の食いだけが立つこともある。
これは、釣三丸スタンダードならではの現象かも知れないが、
がつん!と、コンタクトがあった。

ぐい、ぐいっと竿を曲げる。
糸は出ないのでチダイか、小型マダイか。
更に巻き上げていると、
キュイーーン。が聴こえた。
おっと、これは、キロ級かも知れないと、
楽しみにしながらやり取りをした。



50cmちょうどのメスのマダイだった。
メスは産卵するので、リリースするが、
オスでも、食材がピンチでなければ、逃がす。
大ダイに育って、より楽しませてほしいと思っている。
これは、鯛ラバ小漁師の基本。
少しでも資源保護を考えたい。

続けて、がつんといいアタリがあり、
今度は、のっけから釣果音が聴こえた。
キュイーーン。程度だったが、数回あった。
おおっ、これは良型かとよろこんだが、
惜しくも、準良型であった。



このサイズになると、手ごたえもじゅうぶんなものがある。
低レベルな条件や活性でも、
本命の食いが立つ時間帯がある。
秋は特にそういうことが少なからずといったところだ。

30℃近くあった海水温が、
いつの間にか、25℃に低下していた。
今年は、水温低下が早そうだ。

冬にはまだ遠いが、
マダイたちは、冬への備えの為の、
捕食活動を少しずつレベルアップしていくのである。




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