9月12日

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小潮であるにもかかわらず、
しかも、風も微風程度で、
こんなにも船が流れる時間帯もあるものかと、
感心する日だった。
まったく、海は予想がつかない。

第一投目でいきなり浜ちゃんに、
力強いコンタクトがあった。
ギュイーーーーーン。ギュイーーーーーン。
今日こそは初大ダイかと期待した。
ギュイーーーーーン。
高級リールなので、釣果音もいい。
鈎外れなく、無事にネットインとなった。



68cmの準大ダイだった。
大ダイにはあと一歩届かなかったが、
じゅうぶんに大物である。
このサイズのメスは、
大ダイと変わらない引きをするものだ。
きっと、焦りつつ楽しんだだろう。
もちろん、個人記録更新である。

それから、アタリはピタリとなくなったので、
チダイエリアに移動すると、
小型マダイやチダイがよく竿を叩いた。
入れ食いとまではいかなかったが、
それに近く、秋の釣り日和を味わっていた。

そろそろ船長も本命が欲しいと思っていると、
がつっ、ぐいん。コンタクト!
キュイーーン。キュイーーン。と、
50cm級の糸出しがあった。
マダイはいい引きをするので、
本命であれば、なかなかにおもしろい。
見事なまでに美しい魚体が浮かんできた。



メスだったが、内臓が水圧の変化に耐えきれず、
はみ出してしまっていたので、美味しく頂くことにした。

これで、船長もゲストも本命を手にしたので、
あとは、残り時間を余裕で楽しんだ。
船流速度は、最低でも1.2kmで、インクライン。
いい条件がずっと続いていた。
型のいいチダイや、小型マダイがよくアタり、
愉しむことはできたのだが、
それ以降本命がコンタクトすることはなかった。

秋の鯛ラバシーズンの前哨戦といったところだった。
秋は低条件でも、食いが立ち、
反応がいい日が増えるので面白い。




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