8月18日

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定番の南風だった。
大ダイとヒラマサの実績が高い、
深場のポイントから始動。
だが、反応はいまいちだった。

諦めて、浅場のポイントへ。
0.9km前後でゆっくりと船は動いていた。
あまりいい条件ではないが、
掛からぬこともないだろうと、
しばらく、リトリーブすることに。

潮に大きな変化を感じた。
すると、弟子の浜ちゃんの竿が海中に突っ込んだ。
ギュイーーーン。
ギュイーーーン。
ギュイーーーン。
これまでに数々の大物をニアコンタクトしているが、
これは、確実に大ダイだと感じていた。
しかも、80cm級はあるだろうと踏んだ。

「あれっ?軽くなりました。」
奈落の底に落とされるような、残念なひと言。
待ちに待った大ダイは、
またもや、露と消えてしまったのだった。

原因は、鈎が折られていたことだった。
そうなのだ。ドラグが強過ぎたということ。
鈎に負担がかかり、
三度の強烈な引きに耐えきれず、ポッキリ。

その後は鳴かず飛ばず。
三時間が経過し、
二人合わせても、本命ボウズが続いていた。
これでは、帰るに帰れない。
前回とは別の、トランプ・ポイントへ移動した。
切り札のポイントへ頻繁に行くと、
スレてしまって、切り札では無くなってしまうが、
ゲスト釣行での本命ボウズは防ぎたかった。

四時間が経って、最終流し。

またもや、浜ちゃんの竿が大きく曲がった。
この竿は、かなり柔らかい。
ドラグもゆるゆるにしていたので、
よく糸が出て行った。
よし、今度こそ大ダイコンタクトか。
と、カメラを動画モードにして撮影していたが、
海面に浮かんだのは、
一本の鈎だけが腹に掛かっていたスレマダイだった。
どうりで、よく引いた訳だ。



48cmのジャッキー(ジャストキロ級のマダイ)だった。
今度はドラグが緩過ぎて、
大ダイ並みの糸出しになっていたのだった。
がっかりはしたが、指ブレーキとポンピングのいい練習だった。

浜ちゃんは、着々と、腕を磨いている。
大ダイを手にするのも時間の問題である。




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