初鯛ラバの少年(小学六年生)と、 常連ゲストを乗せて三名で午前六時に出港した。 北東風4mの秋の風が吹いていた。
時間は限られているだろうから、 のんびりしてはいられない。
鯛ラバの釣り方の基本を手取り足取り教え、
「じゃあ、これから、自分でやってごらん。」 と、見守っていると、ファーストフォールでコンタクト! なんと、これが中型マダイだった。
またもや、ビギナーズラックとなったのであった。 島の海の神は、まことに粋な計らいをしてくださる。
続けて、いい型のチダイを釣り上げた。
常連ゲストは、一時間ほどはアタリがなかったが、 その後、50cm級を連発。 キュイーーン。がしばしば出て、 引きを楽しんでいた。
55cmと57cm。
その後も良型のイトヨリダイやチダイなどを続け、 いい釣りになったとよろこんだ。
少年ゲストは、その後は鳴かず飛ばずだったが、
突然、ギュイーーーン。が二度出た。 おおっ、これは大物だ。と期待したが、 無念の鈎外れで、大変悔しがっていた。
もう少し続けたかったが、 いよいよ時化模様となり、危険な状況となった。 という訳で、二時間ほどで切り上げた。
短時間で、本命三尾というのは上出来である。 いい条件で、流れる方向が良く、活性も高かった。 時化てこなければ、激釣だったにちがいない。
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