7月22日

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南風が続いている。3m。
大潮なので、この風では潮が勝つと見た。
だが、始めに行ったいくつかのポイントは、
バランスが取れていて、0.0km。

うんともすんともいわない。
低条件低活性食い渋りの三拍子が揃っていた。

四つ目のポイントでようやく、潮が勝(まさ)った。
1.2km。とちょうどいい。
これは、来るかも。と期待したら、来た。
それも、2尾連続。

普通なら、やった!となるはずが、
どちらも小型マダイで、がっかり。
好条件でも、低活性食い渋りだった。

ここでは埒が明かないと、
またまた移動。
もう、移動はいいどう。
なんて、洒落たところで、本命が掛からねば始まらない。

魚影が濃く、ベイトの大きな群れと、
大物の姿が点々と魚探に映っていた。
おおーっ、これは来そうだぞとよろこんだ。

だが、無しの礫(つぶて)だった。
やはり、活性が低く食い渋り。
ちょっとしたプレコンタクトさえ無かった。
タイラバは完全に無視されていた。

昨日と同じで、蒸し暑く、2時間ほどで帰港したかった。
海風冷感が目的とはいえ、小さくても本命が欲しい。

再び移動。

浅場の潮流銀座。

だが、そこでも、ぜいぜい0.7kmというたるさだった。
だから、南風はいやなんだよなあ。
と、ぶつぶつぼやいていた。

グイっとタイラバを咥(くわ)えて、
ぐぐーっと引いた魚がいた。
40cm前後の小型マダイだろうと、
引きを楽しんでいると、ホウボウだった。
夏はよくホウボウが掛かるのは、
これも、南風が多いせいでもあろう。

続けて、グイっと引いて、ぐぐぐーっ。
とコンタクトがあった。
またしても、ホウボウかと思っていると、
キュイーーン。が二度出た。
キュイーーン。は2mくらいだったが、
本命の予感がした。

楽しみながらやり取りをして、
昨日と同じサイズのジャッキーが姿を現した。



ふーっ。と安堵のため息が出た。
猛暑でなければ、キロ級では物足らず、
もう一尾を目指すところではあるが、
盛夏の釣りは、本命一尾でじゅうぶんだ。

条件が冴えなくても、
小さいながらも本命をネットインさせて、
まあ、満足しながら帰港した。

それにしても、あ・つ・い。



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