昨日、九州が梅雨明けとなり、 今日は早速のように、猛暑となった。 これからしばらくは、暑さとの闘いとなる。 気を付けるのは熱中症。
本命が掛からないと、ついつい長時間釣行となり、 海は、陸(おか)より幾分涼しいが、 日差しは遮るものが無いので、強烈だ。
今日も、その強烈さを身体に受けつつ釣りをした。 愛艇の幌(ほろ)に身をひそめるように直射日光から逃れる。 釣り辛いので、たまに、幌の外へ出ると、
おもわず、「あっちっち。」 飛んで火にいる夏の虫になる。
今日は、中潮だった。 南風と潮がちょうどよいくらいに力が同じで、
船がどこへ行ってもまるで動かない。 どちらかが優勢になれば動くのだが、 今日は、絶妙なバランスがあった。
0.0kmの船流速度ばかりのポイントで、 嫌になるくらい船が流れなかった。
それでも、運良く、たった一度流れた。
それも、0.7kmという微々たるもの。 だが、このような条件下では、 僅かな変化が、マダイの食い気を誘うことがある。
キュイーーン。糸が出た。 キュイーーン。とあとが続いた。 もう一度、キュイーーン。 三度あれば、50cm級はあるだろう。
昨日の54cmと同じくらいのパワーだった。
ところが、・・・。
ええっ!ジャッキーなんだ。 と、上がって来た魚影を見て驚いた。
46cmのメスのマダイだった。
これほど引いたジャッキーも珍しい。 君には、「最強ジャッキー賞」を与えよう。
このところ、オレンジ色の本命をよく目にする。 カニやエビが大発生でもしているのだろうか。
アスタキサンチン色となっていた。
それからは、また、0.0kmのオンパレード。 嫌気が差してきたと思ったら、
熱中症の前段階のような症状が出て来た。 急に、やたらと喉が渇くのだ。
これは、危ないと、慌てて納竿することにした。
二時間の釣行だったが、 本命が、かろうじてコンタクトしたので、 それなりに、満足していた。
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